無痛分娩ってどんな感じ?~体験者が徹底解説★

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無痛分娩 妊娠・出産
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現在妊娠中の人の中には、無痛分娩に興味のある人もいるのではないでしょうか?しかし無痛分娩経験者が周りにおらず、「実際どうなの?」と不安に思っているかもしれませんね。実は私は無痛分娩でゆうを出産しています。「痛くない」と噂の無痛分娩ですが、果たして…?今回は私も経験した無痛分娩について、体験談も併せてご紹介します。

 

この記事はこんな人におすすめです

  • 無痛分娩の体験談が聞きたい
  • 無痛分娩のおおよその費用が知りたい
  • 本当に痛くないのかが気になる!
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無痛分娩ってどんな出産方法?

無痛分娩

お産には様々な形があります。

方法に正解はありませんし、どのような手段を取るかは妊婦さん本人やその家族次第でしょう。

無痛分娩もその中のひとつです。

無痛分娩とは麻酔をかけることによって分娩時の痛みを和らげる方法です。

出産時の痛みは妊婦さんにとって大きな恐怖やストレスを生み出します。

初めての出産であればなおさらですよね。

 

ぴらっこ
ぴらっこ

私も痛いのが嫌だ~という理由で無痛を選んだんだよ

 

キャサリン妃が出産後赤ちゃんを連れてスピード退院している姿が、テレビで流れることがあります。あれは無痛分娩で産んだためあんなにもすぐ動くことができるのですね。

無痛分娩には170年以上の歴史があり、アメリカでは非常にポピュラーな分娩方法です。

またフランスではほとんどの人が無痛分娩で産んでいます。

無痛分娩はどうやって麻酔をかけるの?

無痛分娩では硬膜外麻酔によって麻酔をかけます。

これは背骨の中にある硬膜外腔に、カテーテルという細い管を通し、そこから麻酔液を流し込みます。

カテーテルの先につけた注射器で薬を流し込むのですが、背中が冷たいような不思議な感覚でした。ぞくっとするのではなく、背骨の中心が冷たい感じです。

麻酔が効いてくる時間は人によって違いますが、私は単純(?)なせいか、麻酔後はすぐに感覚がなくなりました。

また知り合いに、1人目の出産が辛かったので、2人目は無痛にしたのですが、経産婦だったためか、麻酔が効く前にすんなり産まれた人がいます(笑

 

ぴらっこ
ぴらっこ

そうならないか心配でしたが、無事麻酔が効いて一安心…。

 

もちろん全身麻酔ではありませんので、意識はあります。

下半身だけの感覚がなくなるというなんとも不思議な感じでした。

無痛分娩で産んでみた~PIRAccoの場合

無痛分娩

私は無痛分娩といえば「計画無痛」というイメージがあったのですが、出産した病院では計画無痛はやっておらず、

陣痛が来た→出産する体制になった→麻酔という流れでした。

もともと切迫で入院していたのですが、先生曰く、

 

うちは無痛というよりは和痛です

 

と言っていました。

私は無痛=痛みを感じないというイメージだったのですが、助産師さん曰く、

「痛みが10から7になる程度」なんだそう。

それを聞いて、

 

ぴらっこ
ぴらっこ

痛くないとか言うと、クレームになるから、

ソフトな言い方してるんだろうなぁ~

 

などと思っていたのですが、実際に経験してその言葉の意味を理解することになります。

それでは私が無痛分娩で産んだ体験談をくわしく書いていきますね。

破水によって突然終了したマタニティライフ

私は35週の早産でゆうを生みました。

もともと33週あたりから切迫早産で入院しており、予定では36週目いっぱいまでは入院して、その後は退院する予定だったため、

 

ぴらっこ
ぴらっこ

あと2週間もあるのかぁ・・・

 

と若干ヘコんでいたのですが、相変わらず食う→昼寝→本を読む→携帯ゲームで遊ぶ→テレビを見ながら就寝というダラダラとした生活を送っていました。

(入院中て本当に暇…)

しかし、私のマタニティライフの終焉は突然訪れました…

何となく前日の夜のあたりからお腹が痛く…子宮のあたりがきゅーっと締め付けられるような張りを感じたかと思えば楽になり…また締め付けられるような痛みが出るという状態になっていました。

ご飯などは普通に食べられましたが、お腹の違和感が消えることはなく。

今考えると陣痛?だったのかもしれませんが、便秘気味であったこともあり、そのせいでお腹の具合がおかしいのかと思っていました。

先生に相談したら、

 

便秘かもしれませんね。でも念のため点滴の量を増やしましょう

 

と言われ、点滴を増やしたのですが、特に収まることはなく…「明らかにいつもと違う」と感じていました。

そのまま午後になり、ごはんを食べ、夕方に。

 

ぴらっこ
ぴらっこ

夜はテレビ何見ようかなぁー

 

などと考えていた時にそれは突然起こったのです。

なんだか、水のようなのがじわっと流れ出るような感覚がしました。

 

ぴらっこ
ぴらっこ

 

と思って下着を確認すると、なにやら黒っぽい?液体のようなものがおりものシートに吸収されていました。

そして、なんだか生臭い…

羊水は無色透明で無臭であると聞いていたので、

 

ぴらっこ
ぴらっこ

ん?おりものがいっぱい出たのかな?

 

と思い、ベッドの上でおりものシートをこっそり交換しました。しかし、また間を置かずに今度はさらに大量の水が流れ出る感覚が…

急いで確認すると灰色っぽい水に黄色?っぽいツブツブが混じったような「いかにもヤバそうな何か」が私の体から出ていました。

 

ぴらっこ
ぴらっこ

これはただごとではないぞ?!

 

と不安に思い、即ナースコール!!

 

どうされましたか?

ぴらっこ
ぴらっこ

ぁ…あの…なんか黒っぽいみじゅ(水)が出てきて…

(混乱のあまり噛む)

 

混乱のあまりカミカミです…

 

水!?点滴から漏れたんですか!?

 

…なんかイライラしてる??笑

 

ぴらっこ
ぴらっこ

ぃや…その…か…体から…(涙)

とりあえず行くので待っててください

 

後でわかったのですが、この日は出産が立て続けに入っており現場はかなりバタバタしていたそうです。

看護師さん到着。

 

どれですか?

ぴらっこ
ぴらっこ

ぇ…これが…(ぐっしょり濡れたナプキンを差し出す)

!? とりあえず先生に見てもらってきますから待っててください!!!!

 

と言われ回収されたかと思うと走り去り・・・

 

その後戻ってきた看護師さんに

 

破水してますよぉおお!!!

 

と言われ、状況もよく理解できないまま車いすに乗せられ、別室に運ばれたのでした。

陣痛~麻酔まで

破水をしてしまった私を次に襲ったのは、強烈な下腹部の痛みでした。

 

ぴらっこ
ぴらっこ

これが陣痛…!!!!

 

陣痛についてはいろいろな痛みに例えられることがありますが、とにかく痛い!!

のたうち回る痛みとはまさにこのことですね・・・!

あまりの痛みにもがき苦しんでいたのですが、その時私の腕にはまだ点滴(ウテメリン)が刺さったまま…

 

先生曰く、

今は点滴が効いているから多少抑えられているけれど、点滴が切れたらこんなものじゃないですよ

 

ウテメリンはお腹のハリを抑えるための薬で、切迫早産などで入院した場合、24時間点滴で刺しっぱなしになります。

 

ぴらっこ
ぴらっこ

これからもっと痛くなるってこと…!!??

 

と思いながらもなんとか旦那に連絡しました。

 

ぴらっこ
ぴらっこ

(今思うと痛みに苦しみながらも旦那とラインしたり電話したりする気力があったんですよね…)

 

この時は子供の状況によっては、違う病院に搬送されたり、帝王切開になる可能性もあるそう。不安でいっぱいでしたが、なんとかそのまま普通に産めることになり一安心…。

破水してから2時間後くらいに旦那が到着。先生と処置についての話をした後に分娩台に移動させられました。

やっと麻酔が…と思ったのも束の間、その麻酔もまた痛かったです。

膝を抱えて丸い状態になり、腰のあたりにカテーテルを入れるために注射をするのですが、

めっちゃ痛い…!

痛すぎて動きすぎてしまい、先生に

 

ちょっと…麻酔かけられないから動かないで!!!

 

3回くらいやり直しさせてしまった上にちょっと怒られました(笑

助産師さんと看護師さん2人に押さえつけられてようやく注射完了。

 

ぴらっこ
ぴらっこ

刺す痛みって陣痛とははた違った痛さなんですよね…

 

そのままよくわからない間にカテーテルを入れられたらしく、先生が注射器で麻酔を注入していました。

 

その後しばらくすると麻酔が効いてきたのか、先生がお腹に保冷剤を当ててきてもなにも感じない!!

でも太ももに当てられたら冷たいのがわかる…不思議でした。

出産~解放されるまで

気が付いたら下半身の感覚がほとんどない?感じでしたが、痛みが完全になくなるわけではなく、

子宮口が開いているかを確認するために指を突っ込まれるのも痛かったのですが、

特に子供の頭が骨盤をぐいぐい押して来るときに肛門の奥?が引っ張られるような感覚があり、これが本当に辛かったです。

なんか、硬い便を無理に出した後って肛門の奥が座れなくらい痛くなるときってあるじゃないですか?
あれのもっとひどいやつが陣痛に合わせて断続的に来る感じです。

 

ぴらっこ
ぴらっこ

「右足をここに乗せて!」と指示されても、もう、右足がどっちなのかそもそも分からないほどでした

 

「これをみんな経験して子供を産むのか…」と分かってはいたものの、もう息は絶え絶えだし、マタニティクラスで呼吸法の練習とかをやりましたが、

 

ぴらっこ
ぴらっこ

正直辛すぎてそれどころじゃないね!!!!

 

助産師さんの

 

力んでーーー!!

 

の言葉に従うのが精いっぱいで正直あまり記憶がないです…
とにかく最後は、お腹をぎゅうぎゅうと押されて無理に出したという感じがありましたね。

苦しかった出産ですが、頭さえ出ればスルッと子供は出てきたみたいで、産んだ後は「終わった…」という安心感とやり切った感がありました。

生まれた子供を胸に乗せられたときは「結構重い…」と感じたことを覚えています。

その後、胎盤を出すときもお腹をぎゅうぎゅうと押され…本当に死ぬかと思いました。

なにより怖かったのが、バースプランのときに「できればやりたくない」と書いた会陰切開をされたこと!

痛みはチクッとする程度であまりなかったのですが、切るときの「パチン…パチン…」という音が本当に怖かったです。

切った後は釣り針みたいな針で縫われ…会陰マッサージしとけばよかったです!!

産後の状態

出産後は子供と対面も一瞬でゆっくり抱っこする間もなく保育器に入れられ、私はベッドに戻されました。

正直、フラフラ過ぎてその後出てきた食事も食べられず…。

しかしちょっと休んだら自分の足で歩くことができたので、やっぱり無痛にしてよかったです。

ただ出腰回りが痛すぎて寝返りが打てないほどでした。

 

ぴらっこ
ぴらっこ

とにかく腰が動かせないほど痛い…

 

先生には、

寝る前にトイレに行ってくださいね。

ウォシュレットで洗うといいですよ

と言われましたが、会陰切開で切ったところが染みるのでは!?と怖すぎてトイレになかなか行くことができないチキンっぷり!

しかもウォシュレットで傷口を洗うなんて怖すぎる…

 

ぴらっこ
ぴらっこ

結局トイレに行きましたが、思ったほど染みませんでした。

 

とにかく腰回りが痛すぎるので、これから出産される人はドーナツクッションを入院グッズに含めることをおすすめします!

寝るときにドーナツクッションをお尻に敷いて寝るととても楽になりますよ。

無痛分娩にかかった費用

無痛分娩

無痛分娩は、普通分娩とは違いますのでプラスで費用が掛かります

私が出産した病院の場合は、

無痛分娩 プラス12万円

時間外加算 プラス3万円

土日祝だった場合 プラス5万円

という感じでした。

 

ぴらっこ
ぴらっこ

17時以降の出産は時間外になるみたい

 

私は無痛の費用にプラスで時間外加算がされてしまい、15万円のプラスとなりました。

出産した病院では、普通分娩で出産助成金を使っても10万円ほど足が出るので、合計で25万円ほど余分に支払ったことになります。

もちろん無痛分娩では保険などは使えません。

参考にしてくださいね。

無痛分娩体験談のまとめ

無痛分娩

私の出産体験をご紹介しました。

私の病院では無痛と言っても完全に痛みが治まるわけではなく、和痛という痛みを和らげる方法だったためか、それになりに痛かったです。

他の病院だと違うのかな?

無痛分娩でしか生んだことがないため、普通分娩と比べてどうか…ということは言えませんが、二人目も絶対無痛で産みたいなぁ…と考えています。

出産そのもの痛みより、麻酔をかける時の注射の痛みのほうが強烈で、インパクト強かったです!

私の経験が、みなさまのお役に立てればうれしいです。

 

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