子供が突然入院することになった時、親が気を付けたいことについて体験を交えてお話しします。子供が突然入院することになったら、親としても不安になってしまいますよね。
病院にもよりますが、未就学児が入院となった場合、親が24時間付き添うこともあります。できれば我が子のそばにいてあげたいと思うのが親心でしょう。
そこで今回は、子供が入院することになった際に、親が注意したい点をまとめていきます。ゆうが実際に入院した時の話も交えていきますよ~!
この記事はこんな人におすすめです
- 小さい子供が突然入院することになった
- もし入院することになった場合に気を付けたいことを知りたい
- 子供が入院した時に、親はなにをすればいいのかが知りたい
- お金はどのくらいかかったのか気になる
子供の入院は突然言い渡される!
大人でもそうですが、病院に行ったらその場で「入院してください」と言われることがあります。
ゆうの場合も高熱が一週間ほど続いており、近所の小児科へ行ったところ、すぐに大学病院への紹介状を書いてもらい救急で行くことになりました。
病名は「ウィルス性胃腸炎」でした。
私たち親にはなんの症状も出ていなかったため、おそらく保育園で移されたのでしょう、とのこと。
ゆうは下痢がひどかったことと、食欲も落ちていたため、そのまま入院することとなったのです。
まさか私も入院するまでの事態だとは思っておらず、早急に入院の荷物を取りに自宅に戻ったり、仕事を調整したり、保育園に電話をかけたりと対応に追われました。
荷物を取りに行く間は病院でゆうを見ていて貰えたため、非常に助かりました。
子供の入院は場合によって親が24時間付き添い入院をする
入院が決まった時、先生に
「上の子はいますか?」
「仕事はしていますか?」
と聞かれました。
恐らく親も一緒に入院できますか?ということを聞いていたのだと思います。
ゆうは第一子なのでもちろんお兄ちゃん・お姉ちゃんはいません。
また仕事も在宅ワーカーであるため、病室にWi-Fiとパソコンを持ち込めば仕事も問題なくできます。
そのため私もゆうと一緒に付き添い入院をすることにしました。
入院した病院では、小児病棟であれば付き添いなしでもOKな部屋もあったようです。
今回は小児科の病棟に空きがなかたため、一般病棟の病室を”ゆう仕様”にしてもらい、
私とゆうの入院生活は始まったのです。
子供の入院生活で注意したいこと 6選
こんな感じで始まったゆうと私の入院生活。
ここまでゆうとべったり一緒に過ごすのは新生児の時以来ですね。
病室ですが、ゆうはもちろん大人用のベッドに寝たら転落してしまいます。
そのため高い柵のついた乳児用ベッドの上で一日中過ごします。
檻のようですが、安全のためには仕方ありません。
柵の上げ下げがめちゃくちゃめんどくさいです。
親は簡易ベッドと布団を借り、乳児用ベッドの横で寝るという感じになります。
幸い子供は医療費が無料になる「子ども医療助成」が使え、医療保険にも入っていたので安心しきっていたのですが、入院には思わぬ盲点が…!
以下にまとめていきます。
ベッド代が一日700円かかる
親は付き添いなので患者ではありません。
病院によって違いはあると思いますが、今回入院したところではベッド代が700円/日かかりました。
簡易ベッドなので、かなり寝心地は悪かったです…
親の食事代が自腹!!
まあよく考えればそうなのですが…。意外と忘れがちなのがこれ。
結構痛かったのは、親は毎食自腹だったこと。
病院で食事をお願いすることもできましたが、その場合は一食900円…!
(病院によって違いはあると思います)
これは親は患者ではなく、保険が効かないため仕方ありません。
900円×3食で、一日2700円の出費です。
あまりに高いので、食事は頼まず病院内の売店で済ましたり、旦那に食べ物を持ってきてもらったりしてしのぎました。
食費以外にもゆうの飲み物代もかかります。
入院期間が伸びれば伸びるほどかなりの出費になるのです。
一応、「一日1500円まで!」と決めていたものの、3食となるとなかなか難しかったです。
(病院の売店は地味に高い…)
とにかく洗濯物が多い
ゆうと私のふたり分ですから、洗濯物はみるみる溜まります。
特にゆうは汗をかいたり、スタイを何枚も取り換えるため、2日も経てば洗濯物がどっさり溜まります。
病院内で洗濯はできるのですが、洗濯&乾燥で1回に付き500円ほどかかりました。
病院が自宅から結構離れた場所であったので、旦那に持って帰ってもらうわけにもいかず、病院で洗濯していました。
保険で入院費が全額出なかった
ゆうの場合、子ども医療助成があるため、医療費はかかりません。
しかし食事代やベッドの差額代、親の食費その他もろもろ…は自腹となります。
それを補填するため、一応ゆうは生後2カ月から医療保険に入っていました。
ゆうは早産児であったため、保険会社を3つほど断られた経験があります。
(過去1年以内に入院歴があると加入できないものが多いです)
いろいろ調べ、やっと入れたのが「コープ共済」の「ゆるやかコース」でした。
ゆるやかコースはゆうのように早産などでNICUに入院していた子でも加入できるコースです。
掛け金1000円で入院の場合・2000円/日が出ます。
加入時に1年後、「 J(ジュニア)1000円コース」という掛け金1000円で6000円/日出るコースにジャンプアップできるということだったので、4月末(2019年の話です)くらいに電話をしておきました。
てっきりもうコース変更されていると思っていたのですね。
しかし電話で確認したところ、適用は「6月下旬からです」という回答…。
※入院していた時期は2019年5月下旬です。
もちろん仕方ないのはわかるけどさぁ・・・
入院費で実費分が一日5000円程度(個室代:3000円+親のベッド代700円+その他食費など)がかかってくるため、入院すればするほどマイナスになっていきます!
これが一番の誤算でした…。
子供を部屋にひとりにしてはいけない
防犯上、病室であっても子供を一人にしてはいけません。
入院中のゆうは24時間点滴に繋がれており、あまり身動きができない状態でした。
そのため売店に行くときやお風呂に入る時は、ナースコールでスタッフを呼び、
ゆうを見てもらわなければなりません。
どのスタッフさんもゆうと遊んでくれ、非常にやさしく接してくれました。
入院期間は7日間だったのですが、5日目から点滴も外れたので抱っこ紐で売店へ一緒に行ったり、お風呂にも一緒に入れるようになり、かなり楽でした。
子供が飽きないようにするのが大変
病室では一日中ベッドの上で過ごします。
のびのびと遊べるプレイルームもなければ、おもちゃもありません。
絵本などは貸してもらえましたが、ゆうに渡すと噛む・舐めるでボロボロにしてしまう恐れがあったため、おもちゃにすることはできず…。
私も急な入院だったため、おもちゃや絵本を持っていくのを忘れてしまったのです。
仕方なくペットボトルに割りばしを入れたおもちゃなどを自作してましたが、すぐに飽きてしまい、上手く遊んでくれませんでした。
暇だと点滴を引っ張たり、泣いたりするため、「子供を退屈させない」のが一番難しかったです。
子どもの入院費はいくらかかったのか
今回は7日間の入院生活でしたが、病院に払ったお金は全部で28,510円でした。
内訳(すべて税別)
- 部屋代(個室) 3000円×7日=21,000円
- 親のベッド代 700円×7日=4900円
- 治癒証明書 500円
上記に親の食事代やランドリー代などが加わり、おそらく実費は35,000円ほどではないかと考えられます。
コープ共済より2000円×7日分の14,000円が戻ってきましたが、
実質21,000円ほどの自腹です。
コープ共済が早く適用されていれば…と少しくやしい気持ちです。
子供が入院したら注意したいこと まとめ
今回はゆうとの入院生活の体験でした。
この入院で私が学んだことは以下の3つです。
- 親のベッド代や食事代は自腹である
- 子供は早いうちから保険に入れておく
- 子供が飽きないよう、おもちゃは持っていく
いろいろ大変でしたが、唯一助かったと感じたのは、幸い保険に入っており、一部でも入院費が補填されたことです。
子供はいつ入院するかわかりません。
今回の私の経験が、役に立てば幸いです。