今回は読みやすい文章のコツを、プロライターのぴらっこが伝授します。「ライターとして仕事を始めたけれど、言い回しが浮かばない」「もっと文書がうまくなりたい」。ライターとして活動している人にとって「読みやすい文」「上手な文」を書くことは永遠のテーマのように感じます。そこで今回は、プロも使っている読みやすく上手な文章のコツをマンガでご紹介します。
読みやすい文章は、テクニックでどんどん書ける
文章を書いていると、「ここはなんて書けば…？」「こんな時はどうすれば…？」と様々な疑問が浮かびます。
特に文章に慣れていないライター初心者であればなおさらでしょう。自分の文章を読み返し、「違和感がある」「なんだか読みづらい…」そんな風に感じているかもしれませんね。
それが原因で、「自分にはライターの才能はないんだ…」「もうやめてしまおう…」と思い詰めるのは待ってください！
実は文章を書くにあたり、「慣れ」はもちろんのこと「テクニック」も重要なのです。特に初心者の場合、慣れや経験はすぐには身につきません。
しかしテクニックであれば、マネをすることで自分のものにできます。今回は初心者でもマネのしやすい、文章力がアップするテクニックを６つ厳選し、まとめました。
マンガで学ぶ！読みやすい文章テクニック ６選
「ライターやっているけれど、文章を読むのって実は苦手なんだよね」そんな人も大丈夫！主なテクニックはマンガでまとめてますので、楽しく学ぶことができますよ。
マンガ→解説の順になっていますが、マンガを読むだけでも効果は絶大！？楽しんでマンガを読んでいるうちに、あなたの文章力はメキメキアップすることでしょう。
テクニック① 文章の語尾を単調にさせない方法
文章を書いていると、無意識のうちに語尾が単調になっていることがあります。
具体的には、
- 「~ます」「~ます」と続いている。
- 「~です」「~です」と続いている
などが挙げられます。
同じ語尾が続くと、文章が単調になってしまい、リズムが悪くなりがちです。
そのため
- です。
- ます。
- でしょう。
- ですね。
- ますよね。
- ~と思いませんか？
など…。
これらをバランスよくローテーションし、同じ語尾が続かないように注意しましょう。
「~ね」で終わる言葉は、若干砕けたフランクな印象を読者に与えます。また呼びかけることによって、読者を巻き込み、より文章に引き込むことができますよ。
テクニック② 情報にはプラスアルファの価値を追加する
読者は、なにかしらの悩みを解決したいと考えてサイトを訪れます。そのため「青のコートが欲しい」というニーズに答え、新作コートやブランド、トレンドを紹介するのは間違いではありません。
しかし同時に「かっこよく着こなしたい！」「どうせ買うならば大切に着たい」と考えているかもしれませんね。
そんな時に「着こなしテク」や「コートのお手入れ方法」を一緒に提案したらどうでしょうか。ターゲットが具体的に「青いコートを買った後の自分」をイメージでき、購買意欲が高まります。
このように「求められている情報+α」によって、記事の価値をぐーんと高めることができるのです。
テクニック③ 数字は具体的に表す
上記マンガように、数字を入れる場合は細かく、正確な数字を入れたほうが信憑性が増します。そのため「おおよそ」「約」とおおまかな数字はなるべく使わず、公的機関のと統計やソースがある場合は積極的に利用しましょう。
引用を用いて示すと、なおよし。逆に自信がない時は使わないほうがマシです。正確な情報はどんどん取り込み、読者に正しい知識を提供しましょう。
テクニック④ 「~など」は例が1つしかないときは使わない
例を表す際に、「~など」をよく使います。しかし、例となる言葉がひとつしかない場合は使わないほうがよいでしょう。
もし1つしか例がない（もしくは思いつかない）場合は、「~のように」を使うのがおすすめです。
テクニック⑤ 改行は適切に行う
改行は適切に行わないと、文章全体のバランスが悪くなってしまいます。
そのため、もし迷ったら2行を目安に改行していくとよいでしょう。2行はスマホで記事を読んだ時にベストな長さなのです。
どうしても行数が増えてしまう場合は、文章を見直してみるのがおすすめ。
- 省ける部分はないか
- 言い回しを変えて、文章を短くできないか
- どこかで一旦、文章を切れないか
文章はシンプルにするほどに読みやすくなっていきます。無駄に長い文章は、どんどん見直していきましょう。
テクニック⑥ 同じ文言を繰り返さない
文章の語尾に同じ文言が続くと、単調に感じてしまいます。また、それだけでなく文中の表現にも気を付けましょう。
言葉はなるべくカブらせず、言い回しを変えることによって文章にメリハリをつけます。
同じ言葉がカブっていると感じたら、言い回しを変えたり、言葉を置き換えてバリエーションを増やしましょう。
読みやすい文章のコツ まとめ
文章はまず、読んでもらわなければなりません。そのためにも「読みやすい文章」を書くことは、必要不可欠であるといえます。
- 文章の語尾を単調にさせない
- 情報にはプラスアルファの価値を追加する
- 数字は具体的に表す
- 「~など」は例が1つしかないときは使わない
- 改行は適切に行う
- 同じ文言を繰り返さない
特に文章に慣れていない時期は、自分で読み返して「違和感」を感じるものの、明確な原因はわからない…そのような場合も多いです。
そんな時は、今回ご紹介した6つのテクニックを試してみてください。マネをしているうちに、文章が少しづつ上手くなっていくはずです。
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