ライターとして活動していると、「文字単価」は大きなポイントとなってきます。例えば「1円/字」の仕事が「2円/字」となるだけで、収入が2倍になのるのですから…。しかし「単価交渉ってどうやるの？」「断られたら気まずくない？」と思っている人が多いのも事実。そこで今回はクライアントに単価アップを申し出る時のコツについてご紹介します。
ライターとして単価アップはひとつの目標
ライターを始めて結構経つけど、文字単価って上がらないの？
単価が安過ぎて全然稼げない！
ライターを続けるにあたって、このような悩みはありませんか？
初心者の頃は多少単価が安くても、「まだ始めたばかりだし…」と感じ、低い単価での仕事が当たり前になっていたかもしれません。
クラウドソーシングサイトを見ると文字単価0.5円程度の仕事が多くあり、応募者もそれなりです。
しかし、
諦めて激安ライターを続けるのは待ってください！
どうせ同じ量を書くなら、少しでも高単価の案件をこなして稼いだほうがお得です。
なぜならば、一日に仕事に裂ける時間も、タイピングができる文字数も決まっているからです。子育ての傍らに頑張るママや兼業の人ならなおさらでしょう。
「できれば高単価の案件をゲットして、効率よく稼ぎたい！」
これが本音のはずなんです。
あなたがライターを始めてある程度実績（ライター歴半年～1年程度）があるのであれば、ぜひとも単価交渉をしてみてください。
ライターとして長く働きたいと思ったら、単価アップを目標に頑張りましょう。
ライターが単価アップしてもらうためのコツ 3つ
単価アップを交渉するとは、いわば、
どうか給料を上げてください！！お金欲しいです
とクライアントに申し出ることをいいます。
ぶっちゃけ、言いづらいですよね。日本人であればなおさらでしょう。その気持ち、よくわかります。
しかしライターとクライアントはビジネスパートナーであり、本来対応な関係なのです。
初心者ライターであれば特に、
仕事をいただいている身なのに、なんだか悪いな…
と考えてしまうでしょう。
ライターとクライアントは本来対等であることを忘れないで！
ここでは単価アップ交渉のコツを3つご紹介します。どれも私が実際にやって成功した方法です。効果は絶大！？是非マネしてみてください。
単価アップは文章でお願いする
単価アップのお願いは文章で行います。案件によっては、クライアントと定期的なミーティングをする人もいるでしょう。
しかしその時に、
文字単価上げてください！！
と申し出ても、クライアントとしては即答はしづらいでしょう。そのため、まずは文章でお願いするのがおすすめです。
○○（クライアント）様
いつも継続のご依頼をいただき、ありがとうございます。
実は単価の件でお願いがあり、ご連絡いたしました。
今後継続で執筆をさせていただくにあたり、文字単価を上げていただけないかと考えております。
私も徐々に仕事が増えている状態でして、おおよそ文字単価1.5円ベースで執筆をさせていただいております。
○○様の案件は、非常に取り組みやすく、サポートもしっかりしているため、今後も是非続けさせていただきたいです。
優先的かつ高品質な執筆をさせていただくためにも、文字単価を現在の1円から1.5円に上げていただけないでしょうか。
単価を上げて頂いた際には、納品のベースアップも可能です。
ご検討のほどよろしくお願いします。
ざっくりですが、このような感じでクライアントにメッセージを送りましょう。
ポイントは、以下の3つです。
- 下手に出ること
- 要件はさっさと伝えること
- クライアントにメリットとなることを示すこと
文章は長い前置きは省き、シンプルに。要件をさっさと伝えます。また丁寧な文章を心がけましょう。
最後にクライアントにとってもメリットとなる条件（ここでは納期のベースアップ）を示すと、OKがもらいやすいです。
クライアントが現在募集している案件をチェックする
クラウドソーシング経由で仕事を受注している場合、自分が受けているクライアントの募集は常にチェックすることをおすすめします。
例えば、あなたが半年～一年ほど書いているクライアントのサイトで、ライターの追加募集はないでしょうか。
ある場合、文字単価が上がっていることはありませんか？
もし単価を上げて募集をかけていた場合は、交渉のチャンスです。
私はこの方法で過去に成功したことがあります。2年ほどお世話になっているクライアントで、当時1円/字でした。ある日クラウドソーシングサイトで1.2円/字で募集しているのを発見！
すぐに単価アップ交渉をしたところ、すんなりOKがもらえました。
単価を上げて募集をかけているのは、クライアントのサイトが儲かっているか、すぐにライターを集めたい場合が考えられます。
クライアントの状況を常にチェックし、タイミングを見計らいましょう！
もし、単価を下げて募集がなされてたら…スルーするのが正解です。
クライアントと普段から仲良くなっておく
当たり前ですが、クライアントも人間です。人の好き嫌いくらいはあるでしょう。そのため、ゆくゆくは単価アップしてほしい！と思ったら、仲良くなるのが一番です。
仲良くなって信頼関係ができていれば、単価アップ交渉がしやすいだけでなく、修正がきても素直に受け入れられます。
ライターを続けるにあたり、クライアントとの関係はよくしておいたほうがメリットは大きいでしょう。
クライアントと仲良くなるためには、以下のことを心がけましょう。
- 不明点はすぐに質問する
- 納期や進捗についての報告はすぐに行う
- クライアントからの連絡にはなるべく24時間以内に答える
- 仕事には真摯に向き合う
- 余裕があれば、仕事以外の話もしてみる
これらは私がライターを始めてからずっと心がけていることです。
クライアントとの関係を大切にしたことで、他のライターには出せない高額案件を個人的に紹介してもらえたこともありました。
以前クライアントに実際に聞いた話ですが、「連絡がなく、状況がわからないライターが一番困る」とのこと。発注後に一週間連絡がなく、記事だけ納品されてもモヤッとするそうです。
せめて「確認しました。〇日までに提出します」と連絡があるだけでクライアントは安心します。
「やってるんだからいいじゃん」と言わず、クライアントに寄り添えるライターになりましょう。
ライターが単価アップしてもらうためのコツ まとめ
在宅ライターは個人で行う仕事のため、様々な対応を自分でこなさなくてはなりません。単価交渉もその中のひとつです。
ライターであれば恐らく誰もがやっていることですので、怖がらずに是非挑戦していただきたいと思います。
自ら積極的に動き、ライターの道を切り開いていきましょう！
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