妊娠も後半に入ると、自分の住む地域から「母親学級」もしくは「マタニティクラス」のお知らせが届きます。「母親学級ってなにをするの?」「知り合いもいないのに行っても大丈夫?」と不安も感じることでしょう。
特に人見知りの場合は、「行ったほうがいいんだそうけど、でも…」と迷ってしまいますよね。
そこで今回は、母親学級の内容から、人見知りの私が実際に行ってみた感想までを書いていきます。
人見知りでも大丈夫?母親学級ってなに。
母親学級ってなにをするの?人見知りでも大丈夫?って不安ですよね…
初めての妊娠は不安がいっぱいあります。母親学級(マタニティクラス)は、講師(市の保健師や助産師)から出産についてを学び、不安を和らげるものです。
出産までの流れや入院グッズを用意するタイミング、出産時の呼吸法などを知り、万全の状態で出産に挑むことを目的としています。
講師が子育て経験者である場合は、実際の体験談を聞くこともでき、質問も可能。最近は核家族が増え、近所付き合いも少なくなっています。
そのため妊娠や出産後のリアルな体験談を聞けることは、非常に重要な機会となるでしょう。
人見知りだけど行くべき?母親学級の内容は?
母親学級で学ぶ内容は、お住いの市区町村によって違いがあります。参考までに、私の住む地域は以下のものでした。
- 1日目:自己紹介/出産のビデオ鑑賞/妊娠中の生活について説明/呼吸法の練習/授乳の説明
- 2日目:妊娠中の体調管理/妊娠中の食事/乳頭マッサージの方法/赤ちゃんの健康管理/マタニティヨガ
- 3日目:父親も参加し沐浴実演/夜泣きのビデオ鑑賞/揺さぶられっこ症候群の説明/父親の妊婦体験
各日程は1~2週間ほどの間を空け、3回に分けて行われました。
全て参加する必要はありませんでしたが、3回とも参加している人がほとんどでしたよ!
3回目のみ父親も参加し、人形を使った沐浴指導や重りをつけた妊婦体験などを行いました。重りをつけたお父さん達が、一列で歩かされている姿は非常に面白かったです。
ほとんどが座学で、渡された資料を見ながら説明を聞くスタイルです。
それぞれが個別で受講する内容も多いため、人と話すが苦手な人見知りさんでも問題はありません。
母親学級どんな服装で行けばいい?
母親学級へは「動きやすい服装」で行きましょう。いつも着ているような、ゆったりとしたワンピースやマタニティ服でOKです。私が参加した時も、普段着のような格好で来ている人が大半でした。
私も普段着+スニーカーで行ったから、服装にはそこまで気を遣う必要はないよ。
ただしカリキュラムにマタニティヨガが入っている場合は、スカートだとやりにくいかもしれません。
なるべく体を締め付けない、ゆるい服装を心がけましょう。
母親学級へ行った人見知り筆者の体験談
私はものすごく人見知りです。
一度仲良くなれば普通に話すのですが、それまでのプロセスに時間がかかり、なかなか相手と打ち解けられないタイプといえます。
自分を一言で表すと…「根暗」と思っているほど、病的な人見知りなんです…
出産後に仕事を辞めてから、近所に知り合いもおらず、自分以外の妊婦に会ったこともない状態!
そんな私がマタニティクラスへ行ったらこうなりました。
次章では体験をご紹介します。
人見知りながらもなんとか周りとの会話に成功!
マタニティクラスへの参加を迷っていたのですが、やはり「情報集め」と「友達できるかも…!?」と淡い期待を抱き、いざ参加。
もちろん周りは知らない人しかいません(汗
席は地域ごとに分けられており、私のグループにはすでに何名が来ている人が。恐る恐る着席したのですが、誰も話しかけてこない!
グループは5人ほどいたのですが、マタニティクラスが始まり「フリートーク」の時間になっても、誰一人口を開かなかったんです。
まさに人見知り集団!(汗
他のグループがなんとなく会話を始める中、私のグループは無言。見かねたスタッフが声をかけてくれ、何とか周りと打ち解けることに成功しました。
意外と話しかければ話してくれる人が多く、本当に”きっかけ”の問題なんだなーと思いました。
相手が人見知りだからこそ、気を使って会話を振れる人になれたらいいな、と思います。
実際話してみると、楽しそうな人ばかりで一安心。これは二日目が楽しみだな~と思って帰路についたのでした。
緊張しているのはみんな同じ!勇気を出して話しかけてみよう
1日目でしっかり自信をつけた私は、2日目もウキウキとした気持ちで会場へ。すると、前回のようなグループではなくまさかの自由席!
気持ちはすっかりリセットモードですよ…
前回のメンバーも散ってしまい、顔も曖昧だったため、再び人見知り発動。1つのテーブルに2人掛けだったのですが、隣に誰も来ないことを祈りつつ、誰も座っていない席を選択。
ドキドキしながら待っていると、無言で隣に座ってくる人が…!
ここで「隣いいですか?」とか言ってくれば会話のきっかけになるのに!と勝手にイライラしながら、自分の人見知りを責任転嫁する私…。
しかし「きっと向こうも人見知りなんだ!」と開き直り、声をかけてみました。正直、「は?」とか言われたらどうしよう~と心臓バクバクだったのですが、勇気を出し…。
こんにちは!予定日はいつなんですか?(ドキドキ
あ、3月です~
普通に話してくれたー!(歓喜
その後はほどよく打ち解け、結婚式のことや子供の性別、出産する病院の話で盛り上がりました。
日本人のほとんどが不安症の要素を持っており、人見知りなんだそうです。そのため、私のように「本当は話したい!」「仲良くなりたい」って思っている人は意外に多いと思います。
そのため、勇気を出してきっかけを作ることで、一気に会話が弾み仲良くなることもできるのです。無言で気まずかったのですが、勇気を出して声をかけてよかったです。
母親学級に人見知りは行くべきか? まとめ
人見知りの私がマタニティクラスへ行った感想ですが、「行って良かった!」と感じました。それは周りと少しでも話せたことが大きいでしょう。
もし最初から最後まで一人だったら、「行かなくてもよかったかな」と思っていたかも…。
マタニティクラスでは妊娠中の生活や出産後のことまでを教えてくれます。そのため初めての出産の場合は、行ったほうがメリットは大きいでしょう。
私のように周りに相談できる相手がいないのであればなおさらです。
問題は周りとの関係ですが、私が参加した時はほぼ全員が一人できていました。そのため誰もが私のように不安な中で来ていると思います。
そのため「ひとりで気まずいのはイヤ…」と思ったら、積極的に話しかけてみるのがおすすめです。初対面でいきなり「は…?」と冷たい態度をとってくる人は少数で、ほとんどが優しい人だと信じています。
人見知りの私にできたのですから、あなたにできないはずはありません。
妊婦同士の情報交換はためになることも多く、非常に役に立ちます。その後会うことはなくても、無駄だと思わず、その時の出会いを楽しむ場にしていきましょう。